殺処分ゼロの自治体から考える、できること。

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殺処分ゼロを実現している自治体について、です。

あの有名な熊本での実績から着実に広がりつつあり、最近では、神奈川県・川崎、平塚などの動物保護センター、北海道の旭川で殺処分年間ゼロを達成するなど着実にそういう事例は増えていっています。

殺処分ゼロへの取り組み 熊本市動物愛護センター

 

熊本市動物愛護センターは、獣医師会、ボランティア団体、ペットショップなどの方々と熊本市動物愛護推進協議会を結成し、“殺処分ゼロ”を目標にさまざまな取り組みを始めました。

その結果、平成14年度には393頭の犬・猫が殺処分されていましたが、平成18年度には59頭、平成21年度には7頭に!

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もう飼えないからと持ち込まれるペットの数も平成14年度には242頭でしたが、平成23年度には32頭に!

持ち込まれた時に飼主と徹底的に話し合って、飼主が継続して飼っていこうという気になってもらうよう促すようにしてきました。

いろんな理由があるのでしょうが、それでも飼主の飼育放棄に簡単には応じない、という姿勢が殺処分ゼロに向けては必要だ、という事でしょう。

2013年9月の動物愛護法の改正により、飼い続けるのが困難と判断される「相当の理由」がない限り自治体は引き取りを拒否できるようになりました。

これらのことも熊本市動物愛護センターの取り組みの波及効果があったのではないでしょうか?

そして、「迷子札をつけよう100%運動」の普及活動で、迷子による愛護センターへの収容を減らす活動も殺処分ゼロに大きく貢献します。

さらに新しい飼い主さんを募集する譲渡会の開催など、収容された犬・猫の里親探しの活動。

簡単に収容しない、飼主へ再度話してみる、迷子にしない、里親探し・・・

これら全て人間の都合で動物を殺さない為の具体的で効果的な活動だ、と思います。

 

殺処分ゼロへの取り組み 神奈川県動物愛護センター

 

神奈川県動物保護センター(平塚市土屋)に収容された猫や犬の2014年度の殺処分が共にゼロになった、というニュースです。

犬については2年連続で殺処分ゼロを達成しました。

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これが実現できたのはボランティア団体の協力が大きかった、という事です。

横浜、川崎、横須賀の3市以外から動物が持ち込まれる同センターにおいては、14年度に猫を595匹収容し、このうち、492匹をセンターの登録ボランティア(42団体・個人)が引き取った、との事です。

収容した猫の80%がボランティアへの譲渡という事で、ボランティアの果たした役割は大変大きい、といえます。

老齢、病気、攻撃性などにより譲渡困難な犬もいくつかのボランティアが進んで引き取った、との事です。

又、ボランティアによる引き取り以外の要因としては、引き取り窓口での飼主への説得、引き取り手数料による値上げ等が挙げられます。

 

殺処分ゼロに向けてボランティアの活動を推進していくためには

 

ドイツのティアハイムもボランティアが母体となっているようです。

しかし、ボランティアの活動もその活動資金が大きな問題となります。

収容されてもなかなか譲渡先が見つからない老犬を預かるボランティア・・・それでも残念ながら、犬の介護や治療等でさらコストがかかってしまうのが現実です。

ティアハイムも財政破綻する、というケースもあるようです。

殺処分ゼロに向けて何かできる事はないか?と考えた時にこうした民間のボランティア団体や保護団体を少しでもいいから支援する事ではないか、と考えています。