ドイツの殺処分ゼロにあるベーシックな事とは?

Pocket

殺処分ゼロ、というか犬や猫などのペットの殺処分という概念が普通に当たり前に希薄なドイツ、日本とはあまりに違うドイツの話しです。

僕はドイツの殺処分ゼロ状況は、やむを得ず、預かり期限なし、ペットは買えない、という3つのキーワードでまとめる事ができる、と考えています。

 

殺処分ゼロのドイツとは

 

ドイツには殺処分という考え方も、殺処分所もありません。

殺処分ゼロ,ドイツ,日本,ティアハイム,犬 殺処分,猫,ペット,殺処分,動物,ボランティア,できること,保護,ペット,ネコ,愛護,日本,飼い主,野良猫,出典,子猫,センター,ゼロ,手術,保健所,自治体,熊本,神奈川,杉本彩ドイツには700もの動物愛護団体が存在し、最初に動物保護団体が設立(1837年)されてから約200年が経過しています。

又動物愛護法はナチス政権下で始めて誕生し、現在に至っておりこれも大変長い歴史となっています。

そして現在の動物愛護法では、その殺行為自体「麻酔下においてのみ」と決められており、CO2ガスは使われません。

そして、「やむを得ず」の場合でしか殺処分される事はありません。

 

ドイツの殺処分の条件、「やむを得ず」の場合とは?

 

●獣医師による診断で正当な理由がある「病気」の場合

つまり、安易に「病気なので・・・」という理由で殺処分できません。

そして、不治の病の場合でも、投薬により苦痛をともなわずに日常生活をおくることが可能な場合は、「安楽死」として殺生する事はできません。

●人間に危害を加えた場合

動物の行動療法の専門家の見解によって、「人間に危害を加えた場合」と判断されます。

この場合もトレーニングによる改善が前提で安易の殺処分されない、という事になります。

このようにドイツでは、動物保護の観点から第三者にも説明できる正当な理由がない場合は「やむを得ず」とは認められず殺処分はできません。

この点が日本と大きく違う点です。

日本の場合、殺処分と判断されるハードルが低く過ぎるのでは?と考えてしまいます。

 

ドイツの動物保護センターの役割は?

 

飼い主の都合で飼えなくなった犬や猫のペット、動物は、ドイツ国内に約1000以上ある民間のティアハイムで保護されます。

殺処分ゼロ,ドイツ,日本,ティアハイム,犬 殺処分,猫,ペット,殺処分,動物,ボランティア,できること,保護,ペット,ネコ,愛護,日本,飼い主,野良猫,出典,子猫,センター,ゼロ,手術,保健所,自治体,熊本,神奈川,杉本彩ティアハイムでは預かってもらえる期間に期限がありませんので、(日本の場合1-数日間)新しい飼い主が現れる期間が十分にあります。

ですので、収容された犬や猫が新しい飼い主に引き取られる割合は90%以上と殺処分ゼロに近い状態になっています。

日本の場合、平成25年度で収容された犬の約50%が飼主に引き取られる事なく殺処分されており、猫に至ってはほとんど引き取られる事はない、といって良い状況です。

ドイツと真逆の状況といえます。

動物愛護センター、保護センターの役割や意義がドイツと日本では全く違う、といいって良いと思います。

 

ペットを買う場所と殺処分ゼロ

 

ドイツではペットショップで犬や猫を買う事ができず、日本のように自由に生体販売ができません。

犬や猫を飼いたい人は、ブリーダーかティアハイムで譲渡してもらう方法が一般的、常識となっているために、まずティアハイムを訪れる、という事になっています。

この辺りも収容され引き取られたペットが殺処分される割合を少なくしている、殺処分ゼロに大きく影響しています。

 

ドイツの殺処分ゼロのまとめ

 

先ず、犬や猫等のペット、動物を殺処分するなんて「やむを得ない」場合だけ、「殺処分」っていう言葉もドイツの動物愛護の考え方・理念からいって、あり得ない、事なんだ、と思います。

このように徹底した理念のもとに全ての事が行われていきます。

それがティアハイム。

先程の理念からいって、収容された引き取られた動物に「期限」等当然に設けられてはいません。

ですので、新たな飼い主が見つかるので、日本のように殺処分されてしまう割合はとても少ない訳です。

そして、ペットを飼いたい人はペットショップへ行くのではなく、一般的常識としてドイツの民間の動物保護センター、ティアハイムへ行く、という事です。

自由に生体販売ができないドイツでは、「ペットを買う」という概念はほとんどなくて、「ペットを家族として譲り受ける」という本当の意味での里親文化が根付いている、といえます。

ですので、この点でも新しい飼い主が見つかりやすくなり、ドイツでは殺処分ゼロ、限りなくゼロに近い状況実現されています。

「やむを得ず」

「預かり期限なし」

「ペットは買えない」

この3点がドイツの殺処分ゼロのキーワードではないでしょうか?

殺処分ゼロ,ドイツ,日本,ティアハイム,犬 殺処分,猫,ペット,殺処分,動物,ボランティア,できること,保護,ペット,ネコ,愛護,日本,飼い主,野良猫,出典,子猫,センター,ゼロ,手術,保健所,自治体,熊本,神奈川,杉本彩